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【Report】外苑前広告会議07(2009.11.5)
「みんなでなあなあに楽しみたい!ザリガニワークスのコミュニケーション」

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今回は異色のクリエーター、2008年度グッドデザイン賞受賞の「コレジャナイロボ」「自爆ボタン」など独特の商品で知るヒトぞ知る、ザリガニワークスの武笠太郎さん、坂本嘉種さんにお話をお伺いしました。


コレジャナイロボ



■「欲しかったのはこれじゃなーい!!」
自分たちの少年時代、ロボットアニメ全盛期でTVでみたロボットがほしいと思い、親にねだるも
興味のない親たちは偽物を購入してきてしまうという悲しい思い出を商品化したもの。
「コレジャナイロボ」はその絶妙な偽物感、カッコ悪さから、
お子さまに「世の中そんなに甘くない」と思わせる情操教育玩具になっています。
デザインするにあたって「お前が見てるのこういう感じのだろ?」とお父さんが手作りしちゃった感を大切にしており、木製のものはペンキを塗ったり製造工程は全て手作り!最後にロボの顔を殴り書きするところがポイント。このクオリティはずっと維持してきており、今までに4000体以上を出荷しています。
またコレジャナイロボのシリーズには敵役や仲間のロボットも登場。
「コレジャナイロボ敵」と「コレジャナイロボ(青)」などネーミングもそのまま。


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ロボットアニメの知識がないお父さんが「ほら、敵も作ってやったぞ。」「仲間も作ったぞ。」と言わんばかり。子供ががっかりしてしまう気持ちのコンセプトが一貫していて実に面白いです。
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■ネットから一気に広まり注目される
会社を立ち上げるまではデザインフェスタというアートイベントに参加し、コレジャナイロボを出品していたが2004年に会社を立ち上げを気にライブドアのネットショッピングサイトに出品。
ネットショッピングサイトというプラットフォームから、目についたユーザーがネタとして面白がり、ブログなどでとりあげられ注目が高まりました。
その書き込みがネットショッピングのトラックバックが沢山集まり、一気に注文が殺到。
それまでは年に2体くらいの生産から生産個数も月に約110体を手作業で作る事に。

そこで、おもちゃメーカーに持ち込みをかけたところ
ソフビ版コレジャナイロボの製作に着手。
ソフビ版にはパッケージが付いており、そのパッケージには
パイロットも描かれているのだがここにも一つ小さなこだわりとして
「※パイロットはついておりません。」という注釈を盛り込み、
見つけてしまうとガッカリしてしまう表現を大切にしています。


■2008年度グッドデザイン賞受賞
その後サラリーマン向けのwebマガジン月刊チャージャーに連載が決定。
さらにその連載をよんだレコード会社の人から主題歌の話が舞い込み、
その歌をロボットアニメソング界のアニキである、水木一郎さんに歌って頂きました。
また、ジョイポリスにてコレジャナイEXPO開催し、生ステージも敢行するなど怒涛の快進撃を続け、
キーホルダー、USBメモリー、UFOキャッチャー、ペーパークラフトなども発売、
ついには2008年度グッドデザイン賞を受賞しました。

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思うにもっともコレジャナイロボで魅力的なのはそのデザインコンセプトの面白さから、
人を巻き込む「巻き込み力」が凄いのだと思います。
ソフビ版を製作したときのお話ではおもちゃメーカー側の原型師の方が
製作するかどうかのGOサインがでる前に3Dデータを作っていた、などといった裏話から
とにかく人に面白いと思わせる力がとても強い商品だと思います。
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■コラボレーション

「ペンタックス × コレジャナイロボ」 デジタル一眼レフカメラ:K-x
カラーを100通りから選べる“100colors,100styles.”の101色目の限定カラーとして
「コレジャナイロボモデル」も登場。限定100台の商品が10分で完売しています。

「TOMORROWLAND X コレジャナイロボ」 ファッションブランドEDITION
コレジャナイロボのジャケットなどオシャレなアパレル商品

ブランドが持つ、安心感や機能性、デザインに突き詰められたプロダクトでも
コレジャナイロボが入る事によりそのブランドが持つ以上の空気感とブランドの持つふり幅を広げています。

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その他、タカラトミーアーツさんからタイムカプセル・コレジャナイロボ発売
10種類もあるため、ガチャガチャを回しても希望のものが出ないという、まさに「欲しかったのはこれじゃなーい」コンセプトそのもの。今後も活躍を見守りたいですね。

その他、アルカモーネ、自爆ボタン、世界征服ポスターやスパイグッズなど面白い雰囲気を醸し出す商品を次々と出されています。
ザリガニワークスさんが常に商品を作るうえで大切に思っている事として、
お客さんとの対話や自分たちの予想を上回る発想や妄想をユーザーがしてくれる部分を残しておく事、周りの友人に言いたくなるものを作ることだそうです。

またザリガニワークスさんがお手伝いとして行った仕事として
東急ハンズ全店にて行われたGWイベント「ハンズGWパーク」の一企画「ムシバトルinハンズ」という紙製の足に東急ハンズで売られている様々な素材を組み合わせオリジナルの虫を作り、バトルするという参加型のイベントの企画が広告各賞を受賞したそうです。
こちらも大変面白い企画となっております。

今回、発想の考え方が実にユニークで大変楽しい座談会となりました。
ザリガニワークスさん、および参加者のみなさまありがとうございました。

パズルハウスでは、今回のような広告に関係する各界のスペシャリストをお招きする
「外苑前広告会議」を定期的に開催して行く予定です。


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