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Puzzle houseクリエーター対談第一弾 「ザリガニ対談」

ザリガニ対談


映像監督:常盤司郎さん(写真右)
映画・CM・アニメーションなどの監督・脚本家として活動。国際映画祭上映や海外広告祭での受賞も多数。また、井上陽水のCDジャケットやキャラクター・デザインなど、デザイナーとしても活動中。

http://www.shirotokiwa.com/


ザリガニワークス: 武笠太郎さん、坂本嘉種さん(写真左、中)
2008年度グッドデザイン賞受賞の「コレジャナイロボ」や「自爆ボタン」など独特の商品を制作しながら活動中。

http://zariganiworks.co.jp




広告業界に限らず、あらゆる分野やメディアの方の出会いが、思わぬ科学反応を起こし、新しいものが生まれる。
そんな場所にパズルハウスはなりたい。
その思いがカタチとなり2年前にパズルハウスをオープンしました。
そして、外苑前広告会議はおかげさまで10回を数え、延べ300人以上のバラエティに富んだ方々に参加していただております。
300のどんな組み合わせが化学反応を起こすのか・・・なんだか面白いことが起こりそうな予感がします。
そこで今回は、その中から映像監督の常盤さんと玩具のデザインやプロデュースを手がけるザリガニワークスのお二人に対談いただき、お互いの仕事のこと、コラボ企画のことなどお話を伺います。


ザリガニ宣伝隊長img
Short Shorts Film Festival & Asia 2010 ミュージックShort クリエイティブ部門での上映が決定した常盤監督の最新作「クレイフィッシュ」。
クレイフィッシュ(crayfish)とはザリガニの英名で、ザリガニつながりというだけで、なぜかザリガニワークスが宣伝隊長を任命されたのだとか・・・。


ザリガニ なんかね。突然電話がかかってきたんですよ。
いま撮ってる映画のエンドロールに入れるから、って。
エンドロールが足りないんだよねって。
しかも明日提出だから早くロゴとかよこせって。
ひどいでしょ。

常盤 はは・・どーんと1面宣伝協力で入れといたから。
新しい映画の関わり方の模索をしてみたんだよ。

ザリガニ ほんと、強引ですよね。
で、宣伝しなきゃいなけないから見たんですよ。映画。
それがね・・・・不覚にもよくって・・・普段見てる常盤さん本人のキャラから、もっととんがったものとか、お笑いっぽいのとか、そういう方向を想像してたんですが・・・。
すごくよかったんですよ。
ちょっと泣きそうになっちゃったくらい。二人で

不愉快だったよね(笑)

10年ぶりの大喧嘩、を綴る?img01
ザリガニワークスの二人を不愉快!?にさせた、「クレイフィッシュ」は、常盤監督とその家族の物語。

---ザリガニは同じ水槽では生きられない。父と子、そして別れ…誰もが歩むであろう
普遍的な問題を実話に基づき、美しい映像とリアル な感情で監督本人が語り綴った短
編叙情詩。---


常盤 親父をね。親父をおさえたかったんですよ。
家族もいつ会えるかわからないじゃないですか、後10回なのかもしれないし、15回かもしれないし。
映像で撮るってこともないだろうしね。
実は、最初考えたときは、もっとご都合主義というか、綺麗な感じだったのね。
ところが、正月にロケハンをかねて田舎に帰ったとき、親父とささいなことから大喧嘩になったのよ。もうここ10年振りくらいのすごいやつ。そのとき、親父にホントに腹立っちゃって。で、俺、これ撮るのかなって(笑)
帰ってから脚本書かなきゃいけなかったんだけど、自分の感情が親父のことを考えたくないから、超ブルーになるわけ。これ撮ったら親子の縁切ってやるって思いながら書いてたかな(笑)
結果的にそれがよかったのかもね。痛くても、痛いところをちゃんと書かないと嘘だと思ったから。
むかつくけど、気にしなきゃ的な・・・

ザリガニ それは伝わってると思いますよ。昔の男親のめんどくさいところだよね。

常盤 それと、今回は学生映画のノリ・・・と言うか手法で、今の自分が撮ったらどんな映画撮れるだろうとも思ったわけ。
学生のときはお金もないから、役者さんとかも当然雇えないから自分で出たりするわけですよね。
今回も予算がなかったからノリは一緒なんだけど、10年以上積み重ねてきたものがあるわけで・・・。面白いかなって

繊細なんだけど、輪郭が見える映画img

ザリガニ (見る前に)相当照れる感じだとは聞いてたんですよね。
でもこうくるとは思わなかったな。よくてどうするんだって(笑)
画がまず、よくって。どのシーンもとても印象的で綺麗で、すべてのカットが頭に焼きつく・・・感じ?

それと、語られてる内容が、具体的なんだけど、「こう見ろよ」って声高に言ってる感じじゃなくて、すっと入ってくるというか。
どこにでも誰にでもあるような感覚として、ぼんやりと共有出来る感じがありましたね。
輪郭がはっきりしていながら、完全に観ている側に投げてくれてるような・・・。

常盤 そうあってほしいというのはあるよね。
観せる瞬間は、もうお客さんのものだからね。映画って。


Short Shorts Film Festival & Asia 2010
ミュージックShort クリエイティブ部門入選作品
http://www.shortshorts.org/2010/

上映日程;
6月13日(日)13:30~15:20 表参道ヒルズ スペースオー(MSC-2)
6月16日(水)17:10~19:00 横浜会場: ブリリア ショートショートシアター(MSC-2)


働くザリガニワークス展
働くザリガニワークス展img


今回、常盤さんとザリガニワークスさんの対談をした場所は、
なんと、青山にあるイギリスのファッションブランド「Paul Smith 」の運営するギャラリー「Paul Smith Space Gallary」。
ザリガニワークスとポールスミス?このミスマッチは一体?

img02
ザリガニ ギフトショーで、コレジャナイロボを展示したことがあってですね、そのときポールスミススペースのバイヤーさんが来ていて、コレジャナイロボを仕入れたいと言ってくれたんです。
Paul Smith Spaceではセレクト雑貨の販売もやっているのですが、置いて頂いたところ、評判が良くて。
その後、本国のお店にも仕入れて頂いたり、そんな事がキッカケでおつき合いが始まり、ギャラリーの企画の方から展示のお誘いを受けました。

常盤 これって事務所だよね?こんなに綺麗じゃないけど(笑)

ザリガニ 単なる展示だと面白くないから、事務所まるごと引っ越してきちゃいましたみたいな形にしたい。
面白くない?というアイデアを頂いて、面白いなと。
そのまんま乗っかりました(笑)

常盤 見に来た人びっくりしない?

ザリガニ そうですね。再現度が結構高いんで、いつもの展示と思って入ってくる常連さんなんかは一瞬「あっすいません」的な感じになったりしますけど、心配していたよりはすぐ解って貰えて、楽しんで頂けてるみたい(笑)


ペンタックス×コレジャナイロボ
ザリガニワークスの仕事場をそのまま再現した展示スペースは、まさにおもちゃ箱のよう。
その一角に飾られたカラフルなデジカメ「PENTAX K-x」
なんと100種類のカラースタイルがあるデジタル一眼レフカメラで、コレジャナイロボとのコラボレーションによる限定モデルも販売されました。


常盤 なかなかないコラボだよね。よくペンタックスはやる気になったよね(笑)

ザリガニ これも凄い偶然なんですけど、ペンタックスの偉い方がマクドナルドでコーヒーを飲んでいた時に、近くの席に居た人が僕らの発行しているフリーペーパー「ZW」を読んでて、それを見て初めてコレジャナイロボを知ったらしいんですよね。
その後、K-xのプロモーションとして、ユーザーが予想できないコンテンツとコラボをした限定モデルを作ろう、となった時に、コレジャナイロボを思い出してくれたそうです。
そのときの「ZW」の発行部数が5000部ですよ。やってみるもんだなって(笑)

常盤 それでもよく通ったよね

ザリガニ そこは偉い方だから、トップダウンで(笑)
でも、売れなかったら全部自分で買い取ろうって気概だったらしいです。
開発担当の方もすごく熱心に取り組んでくれて・・・工場サイドからレンズは塗り分けができないとか、初校のデザインに対していくつかデザイン全体に関わる注文が出た事があって、一時はデザインを一から考え直さないとダメかもとまで思ったんですが、それをその開発担当の方がかなり頑張って話を通してくれたんですよ。
そんなお陰でこのデザインは実現されたもので。
その甲斐あって、販売開始10分で完売する等、凄い反響を頂く事が出来ましたね。

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ザリガニボーイズ
常盤 最近は?なにつくってるの?

ザリガニ ソフビのフィギュアを作ろう!と盛り上がってます。
ソフビは通常の成型に比べると金型が安いこともあって、数年前からインディーズのソフビメーカーさんが、面白いデザインのフィギュアを少ロットで生み出していて、密かに盛り上がってるんですよ。
そんなムーブメントを雑誌やイベントなどで見ていて、ぼくらも何か作りたいなあって思ってたんですよ。
そしたらそんな折に、イラストクリエーターのHARIKEN氏を通じて板橋のメーカー『MONSTOCK!!』さんと知り合って、フィギュアデザインの依頼を頂いて…で、こんなのを。「ザリガニボーイズ」っていうんですけど。

常盤 なんだよ。自分たちじゃん。

ザリガニボーイズ

ザリガニ そうそう(笑)
一昨年、LAのアート展に招待されたときに、通訳の人が、ぼくらのことを『ザリガニボーイズ!』と間違えて言っちゃって。
一瞬の事でその時は笑って終わりだったんだけど、結構気に入っちゃって。
ちょっとダサい感じとかいいなあ、みたいな。それでずっと頭の片隅に残ってたんです。
で、今回、ソフビの為にキャラクターを考えようって時にそれを思い出したと。
ザリガニなんで、うまくいけば夏くらい、遅くても秋には発売したいですね・・・
でもぶっちゃけ原型師さんの進行次第なんです(笑)
まあ大手メーカーさんと違って、出来た時が発売日みたいな感じなので、そんなノリもユルくて好きなんです(笑)
でもこの「ザリガニボーイズ」、アートワークを発表したら結構評判よくって、映像化の話が出ていたりとか、見た目やプロジェクト全体のユルさとはうらはらに意外と期待値が高いんですよ。

iPhoneアプリ「自爆ボタンDX」

Zarigani Works
iPhoneアプリ「自爆ボタンDX」配信開始!!
商品名:『自爆ボタンDX』
価格:¥350
http://zariganiworks.co.jp


これじゃない話img04
最後に、常盤さんとザリガニワークスがコラボしたらなにが生まれるのか聞いてみました。


常盤 コレジャナイロボオムニバスムービーとか面白そうだよね。
よく見ると一体一体違うからね。面白い。手書きだし(笑)

ザリガニ 前に映像化の話が出た時に考えたんですが、コレジャナイロボの映像化は、ばかばかしい、ギャッハハって感じじゃなくて・・・いろんな人のこれじゃない体験をオムニバス的にできないかなって。
コレジャナイロボをイベント会場などの現場で売っていると、お客さんが自分の「これじゃない体験」を話してくれるんですよ。
すると、そのお客さんの育った環境や性格、年代、色んな事が浮き彫りになってとても面白い。
そういったエピソードをドラマ化できないだろうかって。
それこそ常盤さんとのコラボには、そんなの面白いんじゃないかな。

常盤 深夜のミニドラマ枠とかいいよね。
その先は目指せゴールデン(笑)

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ザリガニ ゴールデンになると面白くなくなって、深夜の方が面白かったよねって、コレジャナイって言われちゃうかも(笑)

常盤 スポンサーはやっぱりペンタックス?
商品ものすごく露出しますよって(笑)

ザリガニ 劇中で、いやらしくね。かならず何カット何秒以上だしますっ、みたいな。

常盤 逆に縛りにしちゃうと面白いかも。
どんな宣伝文句でも入れるけど、突然入りますって。
自然に入れるのがうまいじゃなくて、ただ入るだけ。
その前後超自然なので、そこだけ不自然。なんせ入ってるだけだから(笑)

ザリガニ それはそれで、ありってさせたら相当面白いよね。
複数のスポンサーが集まったら全部露出するの大変そうだけど・・・

常盤 それを入れるのが、またよかったりして。コレジャナイムービーですよ。




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常盤司郎×ザリガニワークス<br />
「コレジャナイムービー」<br />
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企画/スポンサーお問い合わせ窓口 e-mail : puzzle_house@puzzle-inc.jp


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